電車に揺られて4時間、尾道を過ぎると瀬戸内海に浮かぶ小さな島々が見えるのですが、窓越しからの借景は懐かしさを越えて新鮮でした。久しぶりに三原に降り立って歩いてみると、ここの場所が持っているゆったりとした雰囲気が他の場所にはないことに気付かさ…
大徳寺と東福寺で石庭めぐりをしてきました。中でも東福寺の方丈庭園が良かったです。方丈庭園は重森三玲氏の初期の代表作とのことですが、石はもちろん、庭の外の木々から足元の縁側まで見えるもの全てが調和して無駄がなく没頭できる世界観でした。方丈の…
あかりを楽しんだ記憶といえば、飛行機の窓から見下ろす街の夜景や、九州行きのフェリーのデッキからふと満天の星空を見上げた時などが思い出せます。目の前に広がる光景が、何もしなくとも目を開くだけで、ただそこにある感覚。そことはどこなのか、暗闇の…
頼久寺の枯山水。山の中に海を感じさせる場所をつくってしまうという壮大さに驚きました。砂の波紋のきらめきや、サツキの大刈込みなど、大胆でシンプルな構成は他に何もないがゆえに海を想像させるのかも知れません。作庭した小堀遠州は龍安寺の石庭を作っ…
今年の祇園祭は一番にぎわう巡行や宵山、宵宵山などが平日だったので、少し前の日曜日に曳初めを見てきました。 14時半ぐらいから四条烏丸付近で鉾建ての終わった鶏鉾や月鉾などの試し曳きが次々と始まりました。巡行などに比べると観客も少ないので比較的自…
万博公園のフリマに参加してきました。曇り予報だったので安心してたら、炎天下で汗だくでした。本棚の整理も出来たし、ブックオフに売るよりお客さんの顔が見える点で楽しいので、売るものがたまったらやりたいです。整理すると、いつでも読めると思って本…
マークロスコの展覧会を見に川村美術館へ。ニューヨークのシーグラムビルのために描かれたシーグラム絵画の半数が一堂に会す初の展覧会ということだったので、遠かったのですが足を運んでみました。錆びた鉄のような暗くて赤い色調が何層も重ねられてできた…
大山崎にある聴竹居へ。竹を聴くとだけあり、風通しもよく遠くの音まで聴こえそうです。読書室や食堂からも縁側の窓越しの庭が見えるという連続的な空間構成はとても見ごたえがありました。日本の気候や風土にあわせて自然と調和するよう建てられた住宅。電…
大阪の国立国際美術館でやっている杉本博司「歴史の歴史」展を見ました。世界各地の水平線を撮った海景という作品が良かったです。普段海面を見るときは何かしら人工物の干渉で波が複雑に混ざり合っていたりしていてその動きに目が行ってしまうことが多い気…
コンタックスT2というカメラを買いました。何年か一眼デジカメを使っていたのですが、飽きて他のカメラが欲しくなっていたので。別のデジカメを買う予算はないので、中古のフィルムのコンパクトカメラにしました。コンタックスT2はズームのない単焦点カ…
観音堂が崖から張り出しているという不自然さに、目を疑ったというかSFの世界ですね。崖の間で朽ちて傷んだ鎌倉時代の宮殿とその周りの鮮やかな緑の対照的なさまは、相容れないものがその場に同居してしまっているかのようにも見えるし、また形を変えずに守…
ヴォーリズ六甲山荘。北のテラスに向かって開かれた窓から西側へと2面にわたる広い開口がとても新鮮でした。こげ茶色のヒノキの壁に囲まれ薄ぼんやりとした北向きのリビングから見る窓の外には、生い茂る緑と木漏れ日が広がり、夏の避暑地ならではなの涼し…
櫓には身を隠しながら鉄砲や弓を射るための狭間があるのですが、この小窓で囲まれた新緑の輝きがなかなかきれいでした。上田城は真田昌幸が二度にわたる徳川軍の攻撃を撃退したことで有名で、「お城ファンが選んだ 好きな城ベスト10」で一位に選ばれるほどの…
御茶ノ水にある山の上ホテル。ちょうど赤い階段の真鍮の手すりを磨いているところで、手元にあったピカールの缶が相当懐かしかったです。自分にとっては中学以来のいい匂い。毎日ピカピカに磨かれているそうです。5階まで階段を上ると、Mozartと書かれた螺旋…
もう、葉桜になってしまいましたが、今年は花見のために何度か大阪城公園に足を運びました。満開が近づくと昼も夜も花見客でいっぱいです。夜の公園は外灯が少なく暗いので、紙コップに水とキャンドルを入れたものをたくさん用意したら、結構反応が良くて隣…
新しく開通した阪神なんば線で芦屋まで行ってきました。梅田に出なくても神戸方面に行けるようになったので便利です。桜3分咲きの芦屋川を上がって旧山邑邸(ヨドコウ迎賓館)へ。木々に囲まれた屋上のバルコニーからは芦屋市街から大阪湾まで一望できます…
恩智川治水緑地は野鳥の観察スポットとして有名のようです。池の周りには遊歩道らしきものもありましたが、入り口には柵がしてあったりと工事の途中で終わらせたような残念な雰囲気ではありましたが、それでも橋の上から池を眺めると野鳥がよく見えて面白か…
自然に囲まれた温泉でゆっくりしたいということで、天見温泉 南天苑へ。難波から電車で40分で着くので便利です。時間を気にせずに温泉に入れるよう、食事の時間は決めないとのことなのでありがたくゆっくり温泉に浸かってから部屋食で鍋を頂きました。とても…
家から近いので自転車で再び旧枚岡市庁舎へ。ここはコルビジェのユニテやロンシャンの礼拝堂に似てる部分と、お寺の屋根のような日本的な部分と両方あって面白いです。四方へ突き出たコンクリート打ちっぱなしの屋根や日よけなどは光が当たると陰との強いコ…
ドラマに出てきてもつい反応してしまうのがフランク・ロイド・ライトのスタンドで、最近だとラブシャッフルのきくりんの部屋に出てました。以前この形が気になり欲しいと思いつつ、復刻版は予算オーバーのため、コーナンで適当な木を買ってきて作ってみまし…
府立図書館の横に東大阪市役所があるのですが、ここの22階は展望フロアになっていて夜景が有名のようです。東に生駒山、西に大阪市内が見渡せます。下から見上げると閉塞感と騒音で最悪な高速の高架も、ここからなら全体の形がわかるし、見ていて飽きませ…
京都国立国際会館に行こうと思ったら、ちょうど益川教授の京都市名誉市民表彰をやっているというので見てきました。とはいえ素粒子物理学が何かわからないし、自分の生活にリンクするところがあるのかも分からず、ミーハー的満足感で終わってしまいました。…
D&DEPARTMENTに久々に行って気づいたのですが、商品それぞれにロングライフ歴何年という表示がついてるんですね。永く使ってもらうことが前提になってる感じがしていいです。今売れるだけでよい、というのではないところが安心できます。古くからあるもので…
サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 (ちくま新書)作者: 下條信輔出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/12/01メディア: 新書購入: 19人 クリック: 79回この商品を含むブログ (73件) を見る サブリミナルというとなんか怪しいイメージがあります…
ポラドロイド http://www.poladroid.net/デジカメで撮った写真をドラッグアンドドロップするだけで、ポラロイド風の写真がゆっくりと浮かび上がります。mac用に加えて最近win用もダウンロードできるようになってました。青緑がかったポラロイド独特の色は、…
帰り道に通った淡路島で寄っていきました。隣接するウェスティンホテル淡路は景観がすばらしくゆっくりできそうです。温室「奇跡の星の植物館」もきれいでした。
鳴門市文化会館に隣接しており設計も同じ増田友也によるものです。欄干のような門が渋かったです。
ここもコルビュジェの建築を見たときに似た感動があります。香川県庁舎とともに公共建築100選に入っていました。コンクリートの要塞の上部に並ぶ開口と芝生のような緑色の隙間を見上げると一瞬ラピュタを彷彿とさせます。周りは緑の整備された川が流れていて…
モナリザ、最後の晩餐、モネの睡蓮、ピカソなど世界中の名画が陶板によるレプリカで展示されています。修復前後の比較や、屋外展示など耐久性に強い特性を活かした展示は陶板ならでは。一度に大量に見れるという経験としても勉強になるので貴重かもしれませ…
温泉に入り一泊しました。大型のリゾートホテルで季節に合ったイベントも開催しています。プライベートビーチでは初詣も用意されていました。時間が合わなかったものの餅つきや凧揚げなんかもやっていました。朝食のサンドイッチバイキングが意外とおいしか…