フランクロイドライトの照明を作ってみる。

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ドラマに出てきてもつい反応してしまうのがフランク・ロイド・ライトのスタンドで、最近だとラブシャッフルのきくりんの部屋に出てました。以前この形が気になり欲しいと思いつつ、復刻版は予算オーバーのため、コーナンで適当な木を買ってきて作ってみました。木なのでボンドとノコギリでいけるかと思いきや、ランプを囲う板の重みを柱で支えるのが至難の業で、釣竿みたいにしなって折れるのを真っ直ぐ立たせようとボンドとヤスリで格闘しました。飛行機の翼や太陽の塔の腕を見て、なんで折れないのか不思議に思えるのもあながち間違ってなさそうです。
杉の木と柿渋の組み合わせにしたのは、柔らかくて削りやすく安くて木目がきれいなので良かったです。何ヵ月かでだんだん色が濃くなってきます。(ヒノキで小さいのを作ったら堅くて削りにくく白くて柿渋で色がつきにくかった。)ランプの上下にでる光を受ける板は差し込む向きを変えることで光を上に出すか下に出すか選べるのですが、下に出すほうがしっくりきました。というのも視線が低い位置にあるので、2メートルくらいのものを見上げた時に、光を受ける板の面が下を向いていると木の表面がぼんやりと光って光と影の組み合わせの数が格段に増えます。天井に光を出してバウンドさせるのはよくあるけど、これだとバウンドさせなくても木の表面の反射がやわらかくて暖かい色を目に運ぶので違和感が無いです。自立型間接照明と呼びたくなります。電球から横と上に出る光を受ける面どうしの隙間は光を導くために必要で、それが部分どうしの位置関係を決めて全体を形作っていると考えるとある意味有機的と捉えられるし、またそれを細い柱一本と赤く縫った節で際ださせているところにもフランクロイドライトの形が出ている気がしました。点いていなくても外側の形が良いので西日などの光が当たってもなかなか美しいです。
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