サブリミナル・インパクト
サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 (ちくま新書)
- 作者: 下條信輔
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/12/01
- メディア: 新書
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本人がそれを自由な選択だったと感じるかどうかは、損をしたかどうかなど認知的な過程で決まる。そして選んだ理由は本人が気づかないように脳で捏造される。また選択行動そのものは大部分潜在的で、機械的に決まるそうです。現代では手軽な選択肢が増え、自由は快適に取って代わられつつあるといいます。潜在的であるからこそ、あいまいな部分やかすかな感触に目を凝らす。これってやっぱり重要だと思います。
何が見えますか。ということで人が見えるかイルカが見えるか両方見えるかという話が出てきました。これ見たいものしか見えないということの、すごくわかりやすい例だと思いました。一度両方見えてしまうと後戻りできなくなるのはなんででしょうね。