陰を知らない桜の花びら

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 暖かくなって、過ごしやすい季節になりましたね。桜もキレイです。見上げると薄ピンク色に透けた花びらが広がっていたりして、それだけでもう、ふわふわふわわーーっと明るい気持ちにさせてくれます。夜はライトアップで桜を下から照らされたりしていますが、やっぱり昼間の太陽光が上から降り注いで花びらが透けて見えるのが好きです。桜の花びらはきっと陰を知らないんだろうなっていうぐらい明るく感じます。桜の枝や背後の建物なんかの陰とのコントラストもあってこそなのだとは思いますが。とにかく電車から桜の群れを通り過ぎていくのを見てるだけでも楽しいです。この見たときの一瞬の感じを写真にとってじっくり眺めてみたくなります。写真にしてみると、無限の諧調を持っていた景色は白く飛んだり黒くつぶれたりして色が固定されて、撮ったときとの感じとギャップが生まれます。別物になった目の前の光とかげは、当然、光もかげも自分の外側にあるもののはずですが、不思議と影は自分の内側に近いものとして感じられることがあります。なぜ?。光の代表である太陽が非常に遠くにあるものであってヒト自身は光を発しないからそう感じるのか。または視線が明るい方に向いていると、目が疲れるし、かげの方に目をやるほうが落ち着くので、その違いを自分の外側と内側として分けて感じているのかも知れません。そんなこんなで、撮ったときと写真を見たときの感じのギャップがコピーすることに対するモチベーションになっている気がします。
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