もうすぐ4月ですね。

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 友人がドイツに引っ越すので本棚や引き出しなどをもらってきました。プロであるお父さんの手作りなのでとてもかっこいい。本棚って安ければなんでもいいと思っていましたが違いました。何を入れようか考えたくなるようなものがいいです。どうでもいい本棚にはどうでもいい本が溜まっていくような気がします。整理してもぱっとしないというか。。やっぱり一生使いたいと思えるものはいいです。そういうものを作る上で変化の中で何を留めておきたいかを明確にすることが大切な気がします。建築や哲学の本もたくさんもらってきたので読むのが楽しみです。
 展示会(見本市)に行くと、なかなか会えない人と偶然会えたりして面白いです。状況が異なるなかでお互いの考え方も離れていってたり、逆に意外と近かったりと気付かせてくれます。中には、もう辞めて次の道を進んでいることを残された製品を通じて知ることもあります。そうした情報交換の中で互いに何を理想としているか確かめ合うことが出来ます。
 「蟹と無重力」という岡澤さんのインスタレーションを観ました。蟹と無重力と聞いてもイメージが結び付かないというか、想像がつきませんでしたが、実際に見るとそれはとてもよい眺めで、意味は分からないもののイメージを膨らませるシンプルな手がかりがいくつかあって無重力的な何かを感じることは出来ました。普段ものを見る時にどの位置から見ているかということは、分かりきったことですが、ここではその手がかりの関係が崩れていて、遠くからも近くからも上からも正面からも混ざった、ある意味つじつまが合わないもどかしさがありながら、不思議と全体としては一つにまとまっているように見えて面白かったです。
 両親学級で沐浴の方法を教わりました。そのあとLDR(Labor:陣痛、Delivery:分娩、Recovery:回復室)を見せてもらいましたが、ここはホテルの客室みたいですね。新生児室の赤ちゃんは小さいけど1人前の顔してます。一仕事終えた後というか、静かだけど生命力に満ちている感じです。