室生寺

見仏記 (角川文庫)

見仏記 (角川文庫)

 2人の仏についてのやり取りが面白くて寺へ行きたくなる。「わあ。この御堂の照明、OKじゃん」の一言に惹かれて室生寺へ。


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 上本町から急行に約一時間ゆられ、室生大野で下車。山の合間に家が密集している。えらく静かだ。電光掲示板に「室小村へようこそ!」の文字が流れる。ここは村か。駅の周辺をうろうろするが寺は見当たらない。駅に戻るとバスで行けることが分かったが出発まで時間があるのでタクシーに乗った。約十分で室生寺に到着。4時までの拝観終了時刻まで残り40分しかない。駅前でペットボトルの風車に見とれてる場合じゃなかった。あまりにも静かなので時間を忘れてしまっていたようだ。
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 とりあえず早足で一通り観て回る。木造の建物は塗装が剥げているいないに関わらず木の表面からやわらかく太陽光を反射していてきれいだ。仏は外が気になってゆっくり観れなかった。五重塔の横にある先の見えない階段を登ったがきつ過ぎて膝が笑いはじめる。登りきったところで4時になったのですぐさま引き返したがもう寺の門は閉まっていて誰もいない。門の外には知らずにこれから参拝しようとするカップルが立っている。
帰りのバスを待ちながら喫茶店でコーヒーを飲んだ。井戸水を使用しているそうで格別だった。
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さて続きも買ってみよ。
見仏記〈2〉仏友篇 (角川文庫)