丹波マンガン記念館

出口が見えた

りょーちんとジュニアが泊まりに来てたので朝から丹波マンガン記念館を目指す。ここでは戦争中にマンガンが採掘されていた時の様子を後世に伝えている。坑内に入ると強制連行され採掘作業している人形がたくさんある。あまり手入れはされておらずコウモリが飛び、電灯近くにはコケが生え、カビ臭く、説明のスピーカーは壊れている。見終わったら記念館で小さな明かりとヘルメットを借りてもう一つの穴へ。
ここは本当に暗闇で足が進まない。一人で入るように言われたが、二人に一緒に入ってもらい、それでも進めなかったので携帯の明かりを灯した。ぐにゃぐにゃした木のアーチは死への入り口に見え、さらに進むと蜂の巣や土偶があった。引き返すとき出口の明かりが見えると不安を忘れた。光のない道を照らしたことで、そこにあるものを殺してしまったような後味。
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