ゼミ合宿in直島

Seen/Unseen Known/Unknown

直島町公民館でゼミ。時間的文脈が引き起こす明るさの錯視実験をもとに、知覚に至る情報処理プロセスを探る論文をみんなで解読。夜は花火や酒でわいわいやって就寝。
翌朝、パオから出るとすでに何人かは起きていて、海を眺めてる。寝ぼけ眼のままトイレを済ませたら、青い椅子(カラフルな蛇つき)に目を覚まされた←ニキ・ド・サンファール「腰掛」。朝ごはんはバイキング。

  • 「見えて/見えず 知って/知れず*1

海岸のすぐ近くに設置された花崗岩の球体とコンクリートの空間。太陽によって球体に映し出された青空と鑑賞者。今ここにいること以外何もわからないまま時間が過ぎる。
地中美術館へ。

  • 「オープン・スカイ」

天井に開けられた四角い開口から空を見上げる。エッジで切り取られた晴天の空からは、もはや本来空が持っている厚みを知覚することができない。青みが凝縮された面のようななにか。そこから強い光が部屋に差し込む。空を忘れた時、鳥が一瞬姿を現す。「おぉ!」と歓声。光の温泉をしばし吸収。雨の日もナイトプログラムも見たいなぁ。昼ごはんは人数が多いので抜きにして家プロジェクトへ。

  • 南寺*2

暗闇に15人で入ったせいでお祭り騒ぎだったよ(笑)。見えなきゃ喋る。見えると歩く。霧のような光を恐る恐る触ってみる。

地下から見える、通路によって切り取られた水平線がよく澄んでいて美しい。
直島には光をテーマにした作品が多く、暑い以外で晴天であることをこんなに感じたのは初めてでした。
濃密な時間はあっという間に過ぎ、帰りの車で熟睡。運転手様お疲れ様でした。