水の教会で結婚式

13日
5時起きでのんちゃんと伊丹空港へ。この時間帯だからか空港バスは混んでたけどなんとか補助席に。チェックインしてからピザ。飛行機はあまり寝むれず千歳に到着。ロビーの狭い水槽をゆったりと漂うエイがお出迎え。飛行機のスピードに緊張して出た疲れが和らぐ。ついでに一階のマッサージで肩をほぐしてもらい、隣の回転寿司屋で昼食。ウニと蟹汁がうまい。南千歳乗り換えでトマムへ。南千歳での接続はたまに一時間待ちとかあるので時間を調べて空港でぶらぶらしたほうがいいです。トマムは晴れ。
ホテルの窓からはゴルフ場と森林が。しばらくバイオリンとキーボードを合わせてから夕食へ。小さな和食屋でウニいくら丼や焼き魚を食べる。帰りに一面ガラス張りで柔らかな光に包まれたいい感じのラウンジを見つけたので明日の二次会会場に使えないか聞いてみたところ、嬉しいことにもともと押さえてくれていた。すぐに担当の方が来てくれて、前倒しの顔合わせとメニュー等の打ち合わせ。下見をしてないのでもともと予約はしてなかったが天井の高い縦長の空間で、一列に丸いテーブルが並ぶ。ロビーとも独立してて庭とはガラス窓で隔てられててしっかり落ち着ける感じ。他のレストランも回ってみて落ち着けそうなところがなかったので、はじめからここでよかったけど、予算にあわせたメニューも設定してもらえたのは、会って話せたからだと思う。部屋に戻ってのんちゃんにアドバイスをもらいながらメッセージカードなどを作って準備をして就寝。
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14日
晴れ。朝食券を持って移動し出来立てパンをいただく。窓越しに広がる朝の緑がみずみずしい。のんちゃんはメイクリハとエステがあるので、少し立ち会ったあと散歩に出て山奥でバイオリンの練習。d、eのフラットの音程がうまく取れず低すぎてキモい、という完全に練習不足の状態で本番前日を迎えたがもう遅い。昼食前に別のホテルガレリアにチェックインしておにぎりを食べて明日の打ち合わせ。教会で式の流れを確認して簡単なリハをやってそれから付箋紙で引き出物の振り分け、受付など当日使うものの引き渡し、スケジュール、Qシート等々確認。イベントを沢山用意したが料理を運ぶ時間などが頭になかった。全体的にもっと長く沢山曲を用意しとけばよかった。デッキが一台ということもあってリピートで対処することに。パーティー会場は当日直前に初めて見ることになるので当然ぶっつけ本番なんですね。前日入りした親族と 蟹鍋を食べる。夜は広島北海道ご当地クイズの回答者を決めたりしてジャグジーで疲れをとって就寝。
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15日
雨。トマムに来る友人にメールを打つ。みんな北海道を移動中。励ましの返事に感極まる。落ち着かないながらも準備をして朝兼昼食にハンバーグ定食を食べて、タキシードに着替え、時計を外して教会へ。コンクリートの壁で覆われた建築の中に入りいったん階段を上り屋上をぐるりと回って、地下へと続く螺旋階段を降りる。屋上から青緑のガラスを通して光が入るホールのわきにある、また同じ色のガラスで隔てられた小さな部屋が控え室。雨で冷え込んでいたがここはストーブがあるので寒くなかった。のんちゃんは少しお化粧をしてもらって、日本人の牧師と面談。お茶をのんで入場を待つ。みんなのざわめきがコンクリートの反響と共に聞こえてくる。そのあと、どよめきに変わった。前面の大きな窓が全てスライドして開く仕掛けになっている。で開けるタイミングを選べるんだけど式の前が一番反応が大きいみたいなのでそれにしてもらった。牧師さん、私、新婦とお父さんと並び、順に入場。入場は全員から一輪ずつ花を受け取りながら。目をあわせて時々「ありがとう」というのが精一杯でそれいじょうは涙が溢れそうでしゃべれなかった。式の間、足元に広がる水面には雨と冷たい風が絶え間なく模様を描き続け、そこに立つ十字架を見上げるとやはり木々が同調して揺れている。目の前の自然と屋根の下で立っている自分がどこかで繋がっているという事実が不思議なくらいの落ち着きを与えてくれる。人生の節目としてずっと残る新しい感覚。
式が終わったらみんなと記念写真をとったりして。着替え室に戻り車でウェディングパーティーへ向かいました。
つまらないウェルカムスピーチをしながらも、ここからは楽しくなるだろうと思ったのもつかの間、白川の乾杯挨拶にはじまりスピーチの度に泣いてました。こういう場ならではの嬉しい話。いわみくんのウェルカムボードにあきらの映像、みんなでやったクイズ、ブーケトリゲーム、みなみだくん作曲の歌、会社同期からのサプライズプレゼント、カツラくんの撮影どれも自分では考え付かない素晴らしいものばかりですごく楽しませてもらいました。
アザリアでの二次会はやっと緊張から解放され、のんちゃんの友達とも沢山しゃべれていろいろ発見があったのとホテルのフロア貸しきりだったので修学旅行みたいな盛り上がりかたでした。
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16日
みんな北海道を満喫するべく富良野旭川、札幌へと散っていきました。遅くまでホテルにいた、さわっち、てらっちとのんちゃんとおそめの朝食をとって、のんちゃんと帯広まで電車、レンタカーにのり中札内美術村へ。ここの広場にいろんな座ってみたくなる椅子があるんだけど、それだけじゃなくてこの辺一帯の十勝平野の雰囲気はすごく好き。視界をさえぎるものが殆ど無い。帯広の台所、北の屋台で中華やイタリアンを食べて温泉にはいって就寝。旨かったぁ。
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