植田正治写真美術館

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結構遠くて鳥取のほとんど西の端でした。遠くに大山、手前に田んぼ、そしてときおり道を通る車や人などがコンクリートのスリットから眺められます。そこを何かが横切る度に何か特別な光景が現れては消える。建物の中にいながらファインダーでも覗いてるような気にさせる建築でした。さらに驚いたのが、ガラスの壁でできたスリットなんだけど、これに映る虚像のおかげで思わぬ方向から物が飛び出してくる。まるで映画のように編集された時間軸にいるようです。広々とした景色を記憶にしっかりと写しこんだら、せっかく鳥取まで来たということで、のんちゃんともう少し北へ足を伸ばして日本海まで行って海岸線の繰り返すのをしばらく見て、そこでやってる温泉に入って帰りました。
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帰りの高速でトンネルをいくつも通ったのですが、白い光のトンネルに比べると意外とオレンジ色のナトリウム灯のほうが余計な変化に気付かないせいか運転しやすかった。オレンジ色の空間に入っていくところはどうもそこだけ色がモノクロに近いので写真を見てるようでした。

植田正治写真美術館
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