Play Time 京都芸術センター

2つの部屋を使った作品。
落ち着いた照明の部屋で椅子に座って壁に映された映像を見る。BGMはジャック・タチのサントラ。映像は小さな電車に隠されたカメラからのライブ映像でした。その電車は隣の部屋でミニチュア模型の周りをぐるぐる走っています。ミニチュア模型と周りでその模型を見ている人たちが映像に映っていました。その模型はこっちの部屋を小さくしたものだったので、映像内の模型の世界に小さな自分が映っているように感じました。椅子に座って映像を見る視点と、別の部屋からカメラを通して模型を見る視点が混ざったところに、小さな自分を見ている空想の視点が加わりました。すると自分の目がどこについているのかわからなくなり、方向や視線のようなものがリアリティとして表れました。でも落ち着いた部屋のなかにいたので居心地はよかったです。

参照 id:rokaz:20041002
rokazさんはこの作品に参加されているようです。