コピーの時代―デュシャンからウォーホル、モリムラへ―

harada9192004-06-13

http://www.biwa.ne.jp/~sg-kinbi/copy_age/index.html
滋賀県立近代美術館は開館20周年らしく、展覧会のほかにも毎週講演会を企画してくれてる。僕はすぐに答えをほしがるので作品を観察するより話を聞くほうが好きだ。よくないけど。
で今日は藤本由紀夫氏の講演。引用と複製についてのわかりやすい説明のあとにビートルズのLP7枚分の曲を同時に鳴らしてくれたんだけどこれがすごくかっこよかった。ぼくも家のCDでやってみようと思う。
デュシャンレディメイド(既製品)がいくつかあったけどやっぱ男子用便器が気になった。市販の便器にサインして飾っただけなのに一億とか二億とかするらしいよ。神様でも宿ってるんだろうか。これが有名な便器様かと思って感心してたけど、意味不明。でも藤本氏のうまい説明で納得した。引用ってのは既製品に手を加えずそのまま作品にすること。で、引用することによってそのものの見え方が変わることが面白いことで、展覧会というものは作品を引いてきて発見するのだからまさに引用だと。オオ〜なるほど。
お金をテーマにした作品もあって、お金の見方が少し変わった。印刷された紙とその価値はもともと別のものであるといったん考えると、いつもくっつけて考えてるこのお金を見たときの感じが何なのか気になる。